用途別の実例 · IPv4 ADDRESS PLAN
架空オフィスを4つの区画に分ける
ひとつの/24を4部門に等分すると、各部門に64個分のアドレス枠ができます。このページでは架空のアドレスを使い、計算結果の読み方と、実際の設計で別途確認することを整理します。
目的と入力例
部署ごとにネットワークを分ける案のアドレス数を見積もるケースです。使用するのは説明用に作った 10.65.40.13/24 です。10.0.0.0/8 はRFC 1918に記載されたプライベートアドレス範囲の一部ですが、例が実環境で未使用とは限りません。実際に採用する前に既存の拠点・VPN・クラウドとの重複を確認してください。
入力条件
- 親CIDR:
10.65.40.13/24 - 分割数: 4
- 想定: 総務、業務端末、来客用、会議室・プリンターの4区画
入力アドレスの末尾 .13 はホスト部です。ツールは親のネットワーク境界を 10.65.40.0/24 に正規化してから分割します。
計算結果
/24から4区画に等分すると、各子ネットワークは/26です。ツールの計算コードとテストケースで、4つのCIDR、各アドレス範囲、ホスト範囲を照合しています。
| 用途の例 | 子CIDR | 全アドレス範囲 | 一般用途の範囲 | 一般用途の数 |
|---|---|---|---|---|
| 総務 | 10.65.40.0/26 | 10.65.40.0–10.65.40.63 | 10.65.40.1–10.65.40.62 | 62 |
| 業務端末 | 10.65.40.64/26 | 10.65.40.64–10.65.40.127 | 10.65.40.65–10.65.40.126 | 62 |
| 来客用 | 10.65.40.128/26 | 10.65.40.128–10.65.40.191 | 10.65.40.129–10.65.40.190 | 62 |
| 会議室・プリンター | 10.65.40.192/26 | 10.65.40.192–10.65.40.255 | 10.65.40.193–10.65.40.254 | 62 |
各/26のサブネットマスクは 255.255.255.192、全アドレス数は64です。このツールの「一般用途ホスト範囲」はネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除くため62個です。62個からゲートウェイ、予約アドレス、ネットワーク機器などに使う分をさらに見込んでください。
ツールで再現する手順
- CIDR計算ツールを開き、入力欄へ
10.65.40.13/24を入れます。 - 「親ネットワークを分割」で「4区画」を選び、「計算する」を押します。
- 親のネットワークアドレスが
10.65.40.0、マスクが255.255.255.0、子CIDRが4つの/26として並ぶことを確認します。 - 必要なら子区画を選択して比較し、CIDRのコピー、ブラウザ内への保存、印刷プレビューを使います。
期待結果:4つのCIDRは親の範囲を重複なく隣接して覆い、次の区画の開始は直前の区画の終端の1つ後になります。
この計算だけでは決まらないこと
- 4分割はアドレス数を均等に割った例です。実際の端末数、増加見込み、ゲートウェイや固定割当を数えてから区画数を決めます。
- ツールはVLAN、ルーター、DHCP、ファイアウォールを設定せず、既存ネットワークとの重複も検出しません。
- ゲスト用と社内用の通信を隔離するには、機器側のVLAN・ルーティング・アクセス制御設定が別途必要です。
- プライベートアドレスは組織内で一意に計画する必要があります。拠点統合やVPN接続で重複すれば通信設計に影響します。
根拠と確認方法
- 分割値はサイト内の
splitNetwork実装およびtests/cidr.test.jsの10.0.0.0/24・4分割ケースを参照。この記事の独自例は同じ計算規則で再計算しています。 - プライベートIPv4範囲: RFC 1918(RFC Editor)。
別のCIDRで範囲を確認する
結果の分割・比較・コピーをブラウザ内で行えます。
ツールを開く結果の分割・比較・コピーをブラウザ内で行えます。