失敗解決 · CHECK THE BOUNDARY
入力や分割結果が
想定と違うとき
このページでは、ツールの表示と入力値がずれて見える場合を、実装されている計算規則に沿って確認します。例のIPアドレスは説明用で、実環境で使ってよい空きアドレスを示すものではありません。
症状ごとの確認表
| 症状 | 原因・仕様 | 確認すること |
|---|---|---|
10.65.40.13/24が10.65.40.0/24になる | エラーではありません。入力IPのホスト部を親ネットワークの境界へ正規化します。 | 画面の「境界の位置」で入力CIDRと正規化後CIDRを見比べます。元のホスト番地を個別に計算したいなら/32を使います。 |
| 16分割を選ぶと基本結果だけに戻る | 親のプレフィックスが/29以上(/29〜/32)なら、16分割後のプレフィックスが/32を超えます。画面は分割を1に戻し、理由を通知します。 | 親CIDRを確認します。例えば/29を16分割すると/33になり、IPv4の32ビット上限を超えます。より少ない分割を選ぶか、別の親範囲を用意します。 |
| /31で一般用途のホスト数が0 | 本サイトは通常範囲とポイントツーポイント用の2端点を別表示します。/31は通常LANの2台分としては扱いません。 | 機器間リンク用途かを確認し、両端の機器が/31に対応するかを仕様書で確認します。 |
| /32で分割・一般用途範囲が出ない | /32は1個のアドレスだけを表します。さらに子へ分けることはできません。 | 単一ホストを表したい場合は/32のまま使います。複数アドレスを区画化するには十分な大きさの親CIDRを入力します。 |
| CIDR入力が受け付けられない | IPv4は4つの0〜255の数値、区切りはドット、末尾は/0〜/32の整数です。 | 10.65.40.13/24のように入力します。IPv6、ホスト名、/33、欠けたオクテットはこのツールの対象外です。 |
| 3区画など任意の分割数を選べない | 分割UIが受け付けるのは2・4・8・16で、全て同じ幅です。 | 均等でない区画は個別設計が必要です。ツールはVLSMや重複の自動検査をしません。 |
再現手順:分割できない例
入力例:10.65.40.0/29、分割数16
- ツールにCIDRを入力し、16区画を選びます。
- この分割では子プレフィックスが
/29 + log₂(16) = /33になることを確認します。 - 計算結果には親の基本情報が残り、分割は「分割しない」へ戻って通知が表示されます。
期待結果:子ネットワーク一覧は作られません。分割数を8に下げると/32の子が8つになり、それぞれ単一アドレスとして計算できます。
再現手順:ホスト部が正規化される例
10.65.40.13/24を入力して計算します。- ネットワークアドレスが
10.65.40.0、ブロードキャストが10.65.40.255、一般用途範囲が10.65.40.1–10.65.40.254と表示されることを確認します。 - ビット図と注記で、入力ホスト部が落ちて
10.65.40.0/24へ正規化されたことを確認します。
期待結果:同じプレフィックスの中のホストIPを入れても、表示するネットワーク範囲は変わりません。これはネットワーク計算の動作です。
それでも合わないとき
- 入力欄に空白や誤った区切りがないか確認します。各オクテットが0〜255、プレフィックスが0〜32かも見ます。
- 分割後のプレフィックスが/32を超えないか計算します。式は
親プレフィックス + log₂(分割数)です。 - 一般用途数と全アドレス数を混同していないか確認します。/26なら全64、通常の範囲は62です。
- ネットワーク機器側のアドレス割当や到達性はこのページでは検証できません。設定値を投入する前に、実際のルーター・OS・事業者の仕様と既存のアドレス表を確認します。
根拠
- 入力の正規化、分割数、/32境界の動作: サイト内
src/lib/cidr.jsのcalculateCIDR・splitNetwork、src/lib/ui-state.jsのresolveSplitSelection。 - /31のポイントツーポイント用途: RFC 3021(RFC Editor)。同文書は/31をポイントツーポイントリンクの適用範囲として説明しています。
入力を変えて境界を確認する
表示されたネットワーク範囲と分割上限を確かめられます。
ツールを開く表示されたネットワーク範囲と分割上限を確かめられます。